Local city dancers

展示期間 2016年3月6日〜3月13日

After Party 3月12日 17〜24時

  • *展示、After Partyともに会場はMINERVAとなります
  • *After Partyは入場1500円、その他の展示期間中は入場無料です
  • *3月9日,10日はMINERVAの定休日となります
  • soichiroyokokawa exhibition After Party

    速報としてssmより告知がありましたが、詳細が決まりましたのでご報告します!
    2016年3月12日(土)にAfter Partyを行います。
    秘密の宮廷ゴールデンタイムもサポートとしてパーティーに参加します。

    Date2016/03/12(sat)
    DJAGAGA / 237 / yuyanakamula / Kobayashi / Daichikawashima / doron / UME
    LiveYambabom / キコエマスカ?
    Live PaintQUALIA
    Decoration左利きの脳みそ / te
    Door17:00〜24:00 / ¥1,500(1D)
    VenueMINERVA
    水戸市宮町2-3-38 ホテル水戸シルバーイン2F
    Blog:http://ameblo.jp/neru0808/


    soichiroyokokawaの人物像と展示について

    soichiroyokokawaは多くを語らない

    何かのキャッチコピーを作りたかった訳ではなく、彼は文字通り口数の少ない人物です。今回の展示はsoichiroyokokawa名義ですが、doronの愛称にすっかり馴染んでしまったので彼のDJネームで話を進めることにします。本来なら多くを語らない方が彼の人物像に近いのですが、断片的ながらポイントとなる話を伺うことができました。僕のdoron歴は8年程度、最初に会ったのはVinyl Machineというレコード店で、ニーナシモンのLPを探している彼の姿でした。連絡を取り合って遊ぶという関係ではなく、年に1〜2度遭遇するといった距離感です。

    まずはやってみる

    展示の発端はlightsoutloungeroomで行われた、LOGICAL STEPSに遡ります。

    このイベントでの様々な出会いをきっかけに、物作りに対する大きなヒントがありました。

    着想から発表までがスピーディーであったことです。

    この体験から「まずはやってみる」というシンプルな答えにたどり着きます。

    本来、人が持ち合わせているであろう「創る」という本能。

    シンプルが故に、かえって悩んでしまう、問題を難しくしてしまうことは往々にしてあります。doronが一言呟いた「まずはやってみる」という答えの裏には、それまでの様々な葛藤が見え隠れするものであり、今回の展示を通してあたらな一面を見せてくれるメッセージであると感じました。

    楽曲からインスパイアされたコラージュ作品

    doronが思いついたアイデアはDJやバンドに楽曲を依頼し、コラージュとしてグラフィカルな作品に変換する試みです。

    DJ Mixを提供したAGAGAによると、Mixの内容やコンセプトについての具体的な話はほとんどなく、漠然とした依頼だったと話してくれましたが、doronの人物像を物語るエピソードです。

    AGAGAは「Local city dancers」のタイトルからインスピレーションを広げ、ダンスフロアーを前提としたアプローチではなく「心躍る音楽」に主眼を当てたと語ってくれました。

    Mixを聞いてみると、異国的な風土や土着的な香りのする音楽が次々と繰り出され、そのスタイルは確かにAGAGAのものですが、民族的なフォークミュージックの香りはdoronが得意とするものです。

    doronへのリスペクトがそうさせたと断言は出来ないものの、言葉を超えたコミューニケーションがそこにはあるのでないかと感じました。

    また、聴覚から視覚への変換においては、共感覚という認識が知られています。

    共感覚は文字や音から色が見えたり、音階から特定の色が見えるなどのリアルな感覚を指しています。

    これらの内的体験はクオリアとして語られ、共感覚は現在も学術的研究の対象となっています。

    共感覚についてdoronの口からは何も語られていませんが、音楽作品をコラージュとして表現することは現代の研究においても不明瞭かつ複雑な領域にあることでしょう。

    ところで、水戸でクオリアと言えば脳科学者の茂木健一郎ではなく、ライブペイントのQUALIAが正解です。

    3月12日(土)のアフターパーティーでは、doronの作品を下地にしてQUALIAのライブペイントが施されるとのことで、どのような変化が生まれるのかこちらも楽しみです。

    ポストカードの店頭販売

    DJのAGAGA,237,Rakuen,marguerite johansson,ライブのキコエマスカ?の5作品からインスパイアされたコラージュはポストカードとして限定販売されます。

    各10部づつ、価格は1500円。製作時の音源も同封されるとのことなので、興味のある方は早めに足を運んでおきましょう。MINERVAにて店頭販売となります。

    soichiroyokokawaに会いたい

    土、日はMINERVAにいるそうなので、直接コンタクトを取りたい方は土日をオススメします。

    注:口数の少ない男ですが決して不機嫌ではありません。予めご了承ください。

    過去、家具職人の顔を取材した記事がありますので、合わせてご覧ください。

    Writer : NaIan