前からいろんなところで発言しているが運動神経がまるで無い。

小中の花形満、運動神経抜群のスーパースター。

ラインから大きく外れるDJ hinacle

優は俺の血が強くないことを願わずにはいられない。

小学生の頃町内で、ソフトボールチームへ子供会の全員が所属。

 

1選手として所属するが、才種あるはずなく、いまいち君。

守備がうまいわけでもないバッテイングがうまいわけでもない。

ただただ、楽しくてみんなの足を引っ張るわけにもいかない。

大事なのは突発的な思い付きと動き出す初めの一歩。

 

小さな公園で鍛える自主練、起こり得る試練、LIFEの訓練。

環境に恵まれて最適な陸橋の柱。

スローとキャッチング。

目標に目掛けて繰り返す。

そのうちに公園でポートボールが練習を改正開始。

 

ソフトボールと同じく町内の女の子が所属。

11才の若輩者はそれを意識せざるをえない。

今まで自分のリズムから一遍、玉足が荒れる暴走モード。

強めのスローに早いキャッチング。

ラインから外れているいまいち君。

 

何色にも染まらぬ小5病が燃え上がる。

そして力んで投げた渾身の一球。

 

大きく見えた幅2メーターのコクリートの壁をすり抜け、響く爆音、転がる白球。

ガッシャーン。

しまった!

 

車のリアガラスがスローモーションで粉々に飛ぶ。

小5病の白球が無様な結果を産み出す。

どうしよう、脳裏に浮かぶ怒号と高価。

 

さっきまでの自分のいい気は見る影もない。

 

慌てて家に帰って母さんを探すがあいにく外出。

絶望的な状況の中、台所に居たメシアばあちゃん。

「あ、ばあちゃん、今、車のガラス割っちゃったんだ。。。」

「どれ、一緒に行こう。」

自分とは裏腹にマイペースな歩調のばあちゃん連れて現場に向かう。

あまりの音とポートボーラーのお陰で、現場は騒ぎ。

車の持ち主、近所を訪問。

 

「あれ!高いよ!」玄関に響く怒り気味な声。

 

ばあちゃんより一歩後ろで深めの帽子、俯く hinacle

 

「孫のしたことです、いくらかかっても弁償しますのでお許しください。」

 

俺は、その時頭を下げた背中から今日までばあちゃんに頭が上がらない。

 

8歳から一緒に住み始め19で家を出るまでと23で戻ってきてから4年間。

 

一般的に比べ人より多く過ごせた時間に何も悔いも無念もない。

 

ワンテンポ遅れた嫁も会わせられた。

 

殿様なひ孫も見せられた。

 

孝行。

 

恩返し。

 

いろいろ表現があるが到底届かぬ現状。満たされぬ状況。

 

幸い損害保険に加入してたので、大きな金額にはならなかった。

 

それでも小5病が巻き起こした事故に一緒に来てもらった安堵感は生涯忘れない。

 

必ずや自分の孫にそのいただいた優しさを繰り返しバトンを繋げてまいりますのでどうか、安心して安らかに。

 

霧中の中導き出す道は答えに近いかなDJ hinacle。

 

 

 

あくまでブログやSNSは楽しむためと考えておりますが、少しでも何かプラスに思って頂けたらと形に残したことをお許しください。