人はなぜ同じことを繰り返すのか。
学習しないのか。
忘れちゃうからか。
バカなのか。
歴史上でもよく見かけるし、
自分史でもよく見かける。
去年あんなにしんどい思いして、足引きずってゴールして、
「もういいや、、、、」
と思ったフルマラソンにエントリーしてしまった。
むしろ今年こそは!の意気込みのが強い。
今シーズンは、友のお陰もあって去年より大分走りこめた。
そして、12月にはハーフもあっていい感じで来た。
自分に楽しみだ。
スタート30分前にトイレに並ぶ。
これが悪夢の始まり、予想以上の牛歩列。
トイレの前でスタート合図の花火が上がる。
「マジかw」と笑いながら盛り上がる俺の他、トイレ前群衆w
しかし、走り始めてからのトイレも大変なのでやはりここは、
行くべきだと。
スタート5分経過後に位置につく。
どうせ人が多くて15分はスタートラインを越えられない。
少しずつ前に列が進む。
そしていきなりマラソンが始まるのだ。
1キロ7分。これが最初に定めた自分のタイム。
計算通りで4時間40分。
スタートから1キロ。
「ごとん!」
凄い音がしたので振り返ると、自分のドリンクを早々におっこどす。
今年もか!
去年は補助食を6キロ地点で全部落としたw
あーあー。
と落胆しながらも列が進む。
ドリンクを持ちながら走るのは確かに負担だ。
走り辛いし、とても気になるし。
ただ、飲みたいときに水を飲めないのも凄いストレス。
33メーター通りを抜け245へ、いざ行こう。
ここからが、勝田マラソン。
お祭り騒ぎの沿道も静かになり、見つめる先は多くの人々でカラフルだ。
第1の難関ポイント東海虚空蔵尊前の坂道。
ここのアップダウンは、調子に乗るとあとで効く。
東海中を通り過ぎ、一昨年の記憶がよみがえる。
ここで、止まっちゃったっけ。。。
今年も大丈夫。
1キロ7分ペースで順調だ。
東海駅を過ぎて佐和に向かう。
ここまで来るとハーフ目前。
練習してきた成果、まだまだ平気。
補助食品を口にするが、水分を欲するので給水ポイント付近で
ちょこちょこ食べる。
21キロ通過、タイムもいい。
よしここから!
と思ってみたが、体が重い足が動かない。
ここにきて体調不良による2週間分のツケが来たように思う。
「やべえな、行けるかな。。。。」
直前の練習不足から不安が生まれる。
とその時、「HINACLE!」
友人のタケシ君が、食べ物持って待っててくれた!
「ありがとう!元気出る!」
25キロポイントの高場の陸橋まで一気に行く。
ここで、一旦足を止める。
現状の確認。
アキレス健伸ばし、まだ大丈夫。
屈伸運動、、、、、キテル、、、足がパンパンだ。
攣る前に入念にストレッチ。
5分は立ち止まってたろうか。
よし、30k関門まで行こう。
ペースは落ちたものの、
沿道の皆さんとタケシ君のチョコと飴で、栄養補給。
母校勝高を回って、30k!
よし!
去年はここで、片足完全に攣ってしまったが、今年は平気。
薬が効いてる。
こむら返りを抑える漢方薬があるのだ。
最後の予備薬を口にして、ストレッチを繰り返しここからが勝負。
やはり単純計算1キロ7分イコール4時間40分とは行かなかった。
ここまでは来れたが、足の状態を認識すると7分ペースはとても行けそうにない。
次は35キロ。
とりあえず2キロと足を踏み出す。
残り12キロを計算せねば。
2キロ走って1キロ歩く。
不本意ながら、今年も歩いてしまった。
そうでもしないと足が最後まで持ちそうになく断腸の思いで決断する。
そして2キロ走る。
ペースも遅いが、去年より行ける。
地獄の35キロ。
残り7キロ。
毎年思う「マジでしんどい。。。」
精神力での戦いだ。
この時2キロ走り切れなくて1キロごとにランと徒歩繰り返す。
空間認識では33メーター通りは近いのに手前で距離数の関係で
グルグル回されるマラソンコース。
最後が見えれば足取りも違うのだが、終盤としていやらしい。
飴を口にようやく見えた、メイン通り。
良し!このころから前向きに少しずつ足が動く。
もうちょいもうちょい。
交通規制が解除されたため信号で足踏みになるがそれを休憩として突き進む。
「去年よりいいタイムでゴールするんだ。」
「35歳の自分に勝つんだ。」
ずっと頭で繰り返す。
あのお店まで、あの電柱まで。
少し先の目標立てて、NTTから左に入る。
沿道の応援が心強い!「5時間40分行けるよ!」
動け足、振る腕、前へ。
終わった―!やっと終わった―。
ゴールした後の解放感。
タイムは5時間38分(スタートラインから)
目標から1時間遅れ。
経過みてもやはり30キロからのペースが酷い。。。
あー、もうやらない、ほんと疲れた。
ある程度趣味で出来る範囲見えた。
といいながら振り返るブログ書き書き練習しようと思うDJ HINACLE。
タケシ君を始めとする沿道の皆様、補助食品や水の供給ありがとうございました。
心より感謝いたしますことをこの場をお借りして御礼申し上げます。
2015年2月10日| Posted in Road Today
Written by HINACLE