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経験というのは何事にも優る財産だと思ってる。

痛い目にあっても、友人や後輩に話すと説得力ある。

仕事なんかでは何よりだ。

経験ないと憶測でしか話も出来ない。

何事もやってみて口にするべきだ。

いいも悪いも。

12月21日笠間で開催されたハーフマラソンに参加した。

走ること自体はもう8年くらいになるが、大会参加は最近なので

ハーフマラソンは、出場3回目だ。

あと2回はどちらも日立さくらロードレースで新しいコースに

わくわくする。

一般的に車で走っても笠間はアップダウンが多いので、

ランだともっと感じるだろう。

マラソンコースにおける登坂は、とても重要で

ペースを落とさない!と無理すると、

途端にあとで足に来てしまう。

これは最初の勝田マラソンで学んだ。

そこは慎重にせねば。

2キロ、5キロ、10キロ、ハーフ。

順番にスタートして最後にハーフ。

共に走る友は初の大会なので、「とりあえずゴールしよう」

と声をかける。

スタート合図から一斉にランナーが走り出す。

市内を走って芸術の森公園の外周を走って友部駅まで行ったら、

折り返し。

目標は2時間10分以内。

これは1キロ6分弱で走り切るとトータルで出るタイムだが、

計算のように簡単ではなく、

まず体力がなくなった後半は足にくる。

そして先に述べた登坂では確実にタイムが落ちる。

取り戻すべくペースを上げると、体力的な要素も怖い。

口で言う程簡単ではない。

結論じみた事を言うと、マラソンは1mごとの積み重ねなのだ。

これが、人生によく例えられる話で、最後いくらタイムを縮めようとラスト

スパートしても、それまでの積み上げには到底追いつかない。

せいぜい早くなったって5分だろう。

ちょっと前にリクルートでマラソンしてたら色々なコースを

走り出して、人生がマラソンみたいだなんて違う!と言うCMがあったが

あれは全くはき違えてる。

コースが決められてる=人生じゃなくて、積み重ね=人生なのだ。

だぶんCM作った人はマラソンしたことないんだと思う。

話を戻して、序盤からペースを崩さず1キロ6分弱を守り切る。

これは友のGPS時計の影響が大きい。

俺も買わなきゃな。。。。

ハーフで辛いのは16キロ過ぎからの5キロ。

体力的にも気持ち的にも効いてくる。

ペースを落とさずそれを心がけ折り返しで見てきた人をドンドン追い越す形だ。

これは過去に比べてとてもいい感触。

ゴール300m直前、時計を見て友が、「ヒナクル10分切れるよ!あと60秒」

マジか!2人で最後の足を出す。

最後一緒にゴールしようと小学生がゴール最後で裏切ることは

よくある話だが、大人になっても直前で俺が前に出てしまう。

というか足の余裕もなくて、走り抜いてしまったw

あとからゴールシーンの写真がネットで配信されたが、

友は多分俺に譲ってくれたのだと思う。フォームと表情がそんな感じ。

しかし、やった!2時間10分切れた!

今まででベストラン!

これは先日書いたように、2人で走ったことと今までのレースの経験が大きい。

36歳の体が35歳の体を上回ったことが何より嬉しい。

帰り道「オトン、おっきいジャッコでボウリングしようよ!」とパンパンの足でイオンに行くDJ HINACLE。(1日付き合わせちゃった罪悪感でw)