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那珂川にかかる近所の橋水府橋が新しくなった。

以前から問題視されてたのは、高さ制限と車幅が狭いため

通行できる車両が限られてしまうのだ。

また根本町方面へ右折が出来ないため大変不便であった。

しかし、大正時代に当時の英知を結集されて作られた橋は、

頑丈で3.11にもびくともしなかった。

並んである万代橋なんて60cmぐらい繋ぎ目が浮いた。

やはり当時、建築技術を集めて作ったのだなと思う。

小学校2年の時からこの地区に住んでいるが、友達の家に行くにはこの水府橋しかなくてとても覚えてる。

旧万代橋は狭くて歩道が無かった気がする。

水府橋を超えては、当時未知なる世界に繋がる気がした。

そんな隣に新しく出来た水府橋は何とも安っぽく車幅は広いし便利になったが雰囲気もない。

予算的な理由や、使い勝手など考えられた橋なのだろうが色気がないなーといつも走りながら思う。

この色気は維持管理と対極的にあり、予算を考えるとどうしてもデザインというより簡素化されたものが扱い易いのだろう。

自分の仕事的にもよく分かる。

単純に河の対岸を結べばいいのだ。

色んな意見あるだろうが、隣に並ぶ古い橋を見ながら取り壊されるまで目に焼き付けようと思うDJ HINACLE。