今年に入ってからの映画やDVDの鑑賞数が
ぐーんと伸びている私でありんす。
(暇がなせる技?)
ミシェル・ゴンドリーって名を聞いて
音楽好きな人の方が反応しやすいかもしれない。
映画監督の前に数々の名作PVを生み出した人です。
例えば。
ヘンテコダンスのDAFT PANK「AROUND THE WORLD」、
美保さんだけが逆回転のCIBO MATTO「SUGAR WATER」、
電車内から外の景色を眺めている CHEMICAL BROTHERS「STAR GUITAR」
ってあの名作達です。
で、そんなミシェル・ゴンドリーはここ10年くらい前から
映画監督を始めて、どれもこれも素晴らしい作品。
最新作を観てきました。
「THE WE & THE I」
ミシェル・ゴンドリー監督・脚本。
2012年。アメリカ。
明日から夏休み、下校バスに乗り合わせた高校生達の
虚勢や不安・複雑な心模様をあぶり出す。
キャストは、ブロンクスのコミュニティセンターに
集まる実在の高校生たちを起用。
ゴンドリーの新境地!
ティーンエイジャーの青い春をここまで見事に!
今までのゴンドリー作品のクラフト感は
こちらでは封印ぎみだけど、
かえって・みえない感情の描写の面積が広がって効果的だと思いました。
YOUNG MCやRUN DMCの
オールドスクール気味なサントラもクール。
音楽のセンスがいい作品て、
テンションあがりますよね。
(↑数ヶ月前に観た「ジャンゴ」もよかった!)
私も高校生の時、通学バス車内でお喋り炸裂していたら
バスの運転手に「うるさい!」て怒られたなぁとか、
修学旅行のバスでは
一番後ろの席を陣取ってみんなでカラオケしたなぁとか、
懐かしさとリンク。
心がずーんとした。とても素晴らしい作品でした。





