今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
ゴールデンタイム一同。
さて。
2010年第一発目のイベントは、こちら!
どうかお見逃し無く!お聴き逃し無く!
MAX TUNDRA JAPAN TOUR 2010
2010/1/8(金)
18:30 OPEN/START
前売 ¥2,800 当日 ¥3,000(共にドリンク代込)
LIVE:
MAX TUNDRA →myspace
DE DE MOUSE →myspace
イルリメ →myspace
DJ:
常盤響 →myspace
AGAGA
HINACLE
TICKET INFO
spacelab BUBBLE 029-303-1331 info@bubble-mito.com
(水戸市泉町2-2-30 石川ビル3号館B1F)
MAX TUNDRA
マックス・ツンドラことベン・ジェイコブスは、ピアノが置いてある家に生まれた幸運に恵まれ、幼少期から音楽に親しんで育った。そして健全な少年の多くがそう感じるように、過去の有名な(すでに死んでいる)作曲家の作品を弾くことを強要するレッスンには飽き飽きしていた。「家にあるキーボードで、テレビ番組のテーマ曲とかCMソングを演奏するほうが、ずっと楽しかったよ」とベンは回想する。そうしていく中で、彼は白鍵と黒鍵を叩くだけでは飽き足らず、より広範な作曲活動に踏み出すようになる。
10代となり、コモドール アミーガ 500というパソコンを手に入れたベンは、1ポンド払えば手に入るような音楽ソフトを相棒に、電子作曲の世界への探求の旅に出る。メキメキと腕を上げた彼は、このチープな制作ツールを完全に操る術を身に付け、1998年にはWarp Recordsよりファーストシングルをリリースするにいたった。ベン曰く、「僕の最初の曲に、唯一興味を示してくれたレーベルがWarpだった」。「全部で50ものレーベルにデモテープを送ったんだけど、ほとんどの人が『こいつはどうかしてる』って感じたらしいんだ。『アイディアを詰め込みすぎだ』って妙な難癖をつけてくる奴もいたしね」。そのアーティストとしての活動のなかで、多くの時代の、様々なジャンルの、あらゆる楽器編成の音楽を混ぜこぜにし、音楽界が長らく必要していた新風を吹き込んできたマックス・ツンドラには、しかし、前述のレーベルの人間と同じように、その雑多な音楽性を批判する声が常について回った(彼がアーティストネームをマックス・ツンドラと改名したのには、こうした経緯があった)。
ここ数年、フランツ・フェルディナンドやペット・ショップ・ボーイズといったバンドのリミックスを手がける傍ら、マックス・ツンドラは、ドミノからリリースする三枚目のアルバムの制作に取り組んできた。そうして完成した作品、『Parallax ErrorBeheads You』は、2008年10月にリリースされた。前作のLPを発表してから、今作がリリースされるまで6年が経っていた。この6年という月日は、多くの人間がバンドを組み、アルバムを録音し、そして解散していくに十分足る期間である。しかし、こうしたサイクルの速い(アーティストが年に新作を2枚も3枚もリリースすることを要求されるような)業界にあっては、音楽史に残るような魅力的なプロジェクトに出会うことは、非常に稀になってきている。そうした状況のなかで発表されたマックス・ツンドラの新作で聴ける楽曲群は、重層的なプログラミングに細心の注意を払いつつも、彼がこれまでに発表したどの曲よりも、キャッチーで明るく、記憶に残るものに仕上がっている(彼の過去の作品の多くが、ドタバタとしたホームメードの曲に聴こえてしまいかねないほどに)。 この作品が完成に漕ぎ着けたことで、ベンは自宅にずっとこもっていなければならない日々と、やっと別れを告げることができる。
DE DE MOUSE
どこか懐かしいような映像を喚起するメロディ、”癒し”と”スリル”が共存するアレンジセンスで人々を魅了するポップ・ウィザード。
緻密に重なり合う国籍不明なメロディを、モンゴルのホーミィを思わせるヴォイスサンプリングを縦横無尽に駆使してイマジネーション豊かに表現し、美しいメロディを絶叫MCで届けるというビザールなスタイルでシーンに旋風を巻き起こした。
イルリメ – illreme
ラッパー / トラックメイカー / DJ / 作詞家 / プロデューサー。
唯一無二の声、独特のセンスで切り込まれる言葉とともに、先鋭的な音作りはひとつのジャンルではとらえきれない魅力をもち、その柔軟な音楽性から、精力的に行われる多彩なコラボレーションの中でも突出した才能を発揮する。
またヘッドセットマイクとサンプラー、ドラム等によるライブ・パフォーマンスは鮮烈で、ヒップホップ・ファンのみならず様々なシーンで絶賛をさらっている。
2009年2月にはこれまでの活動と創作により引き出された才能を充分に注いだ、集大成的な作品『メイド イン ジャパニーズ』を発表した。
常盤響 – Hibiki Tokiwa
1980年代半ばからイラストレーターとして活動を開始。
1990年代には写真家やグラフィックデザイナーとしての認知が高まり、リリー・フランキーや阿部和重らの著書の装丁、また、電気グルーヴ、オリジナルラブ、STEREOLABなどのCDジャケットのデザインを手がける。
最近では小西康陽との共著『いつもレコードのことばかり考えている人のために。』を上梓した。