いつだったか忘れたが、バラエティ番組に出てきた審査員ポジションにいる人物が、物まね芸人団体のショーに判定をくだす場面で「私は本物にしか興味がないので、面白いと思わない」といった様なことを言っていたことを思い出した。要は、物まね芸人のショーが素晴らしいものであったとしても、その内容で評価するのではなく、「本物/偽物」のどちらかであることが判断基準となるということだ。ここで自分が面白いと感じたのは「本物/偽物」というシステムだ。

この場合の判断基準の「本物/偽物」とは、ショーをする団体が当人達かそうでないかというようなことで、とても単純な評価基準となる。

しかし、例えば、「本物のロック」「本物のヒップホップ」といった言葉が使われる場合、話はもっと込み入ってくる。

(まとまらないので、次回に続く)