ばあちゃんちに来るとこの天井を見ながら縁側で寝てしまう。

いつもの習慣だ。

ド田舎にあるため山の音と吹き抜ける風のと蝉の声。

嫌いな麦茶を飲みのみ何もしないで寝てしまう。

贅沢だ、実に贅沢。

春も夏も秋も。冬はきつい。

優は屋敷回りの細い小道や高台や離れや畑を走り回って楽しそうだった。

俺が連れてこないと。

走る後ろ姿はまるで自分をフラッシュバックしてるようだ。

夏休みはこうじゃないと。

「俺、麦茶嫌い!」ってるのにいつもばあちゃんに出されるDJ HINACLE。